ぼくにとっては金庫の中身より、金庫そのものが大切なんです。

世の中には色々なマニアがいる。有名なのは鉄道マニアとかガンダムマニアとかアイドルマニアとかのオーソドックスなものだろう。ラーメンマニアとかアイスマニアとか水マニアといった食物にまつわるのもいる。中にはゴミの分別マニアとか寄生虫マニアなんていう変わり種もあるらしいから、この世のすべての単語にそれぞれのマニアがいてもおかしくないのかもしれない。

家庭用金庫の開錠

そういうぼくもなかなか珍しいマニアだ。どんなマニアかって?ぼくが集めているもの、――それは金庫だ。金庫を集めている人なんて、なかなかいないだろう。集めるのも好きだけど、金庫を解体してそのしくみをしげしげと眺め、再び組み立てるという作業も好きだ。――え?引く?でもそれって車マニアの人が車の構造を知りたがったり、改造したりするのと同じ心理だ。自慢じゃないが、ぼくも市販されている金庫を改良したマイオリジナル金庫を持っている。ネットで金庫を物色し、大きいものから小さいものまで様々な種類を揃えた。置き場がないので金庫の中に金庫を入れたり、金庫を積み重ねたりしている。金庫in金庫、もしくは金庫on金庫in金庫、である。もう自分でも何が何だかわからない。

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どうしてこんなに金庫の魅力に取りつかれるのかはわからない。だけど一つだけ言えるのは、ぼくにとっては金庫の中身より、金庫そのものが大切であるということだ。――え?引く?だけどぼくからしたら、免許がないのに車を買って眺めているだけ、っていうほうが引くけれど。金庫は形も様々だし、鍵の種類も多様だ。用途によって構造も全く変わってくるし、中には一見すると金庫とはわからないような形状のものもある。金庫の魅力はつきない。

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こんなぼくの夢、それは…死んだらぼくのお骨は金庫に入れて弔って欲しいということだ。――え?引く?だけど車マニアの人は…骨壺に入らない人だって、きっといるに違いない。